タンチョウに出会えました。

ロケハン中に出会ったタンチョウ。 線路で遊ぶタンチョウを撮影することができました。 やはり運用本数が少ないのでデータ容量も大変少ないのですがタンチョウで、かなりの枚数を撮りました。

川湯から出発

以前から立ち寄りたかった南弟子屈駅に寄りました。 なかなかいい感じですね。 やっぱり北海道には「ヨ」の待合室が似合います。 その後は線路沿いを舐めるようにチェックしながら釧路方面へ向かいます。 しかし、なかなか思うような場所が見つかりません。 結局最終的にSL撮影の場所を決めたのは遠矢から入ったところ。 地元のおじさんと話しながら一緒に撮影しました。 煙もバッチリで、いいのが撮れました。「釧路湿原らしい光景」というのにこだわりすぎるよりも、やっぱり構図バランスを考えて決めたのが良い結果を生み出したと思いました。 これで帰る決心がつきました。

川湯温泉駅で独り占め

今夜の宿、KKR川湯温泉に到着してすぐに川湯温泉駅へと出かけました。 この駅は大好きな駅のひとつです。 いつからか足湯もできて、なかなかいい感じ。 雪の時期に来たのは初めてなので撮影しまくっていたら踏切の音がします。 当分何も来ないはずなのに。と思いながら目をこらすと!? ノロッコ号ではありませんか!!! 独り占めで撮影しまくり。 三脚は今回持ってきていませんが1秒以内であれば、まずブレることなく手持ちで撮影できるようになっているのは便利なものです。 何とか露出を合わせながら様々なアングルから撮りラッキーな時間を過ごすことができました。 せっかくだから携帯で撮っておけばよかったのにスッカリ忘れてました…

暖かい一日でした。

天気予報は雪だったのに朝起きてみればスカッ晴れ! 海も美しく、まずは海バックの写真をおさえ、その後は海を入れない構図で撮影してきました。 狙った場所は集落の突き当たり。 ちょうど、おばちゃんが散歩していたので「撮影させて下さい。」と許可を得ると、「今まで、そうやって話してくれた人は初めてだよ。」こと。 「ここに停めていいよ。」「ここは雪が深いからこっちから歩きなさい。」と色々親切にしていただきました。 そして撮影の合間、「クリオネ狩りに行こう。」と誘われ強い風が吹く砂浜へ。 どうやらまだ少し早いみたいで見ることはできませんでしたが楽しかったです。 撮影の合間にこんな出会いがあるからやめられないですよね。

朝から…

昨夜の夕食に続いて今朝の食事もまた凄いことになっていました。 泊まり客は私ひとりだということに、あれから気づいたのですが、それにしてもこのご飯の量。 「全部食べなさい」そりゃムリです。 でも最終的には○杯食べてしまいました。 朝食の席で聞いた話によると流氷は一度岸まで来たものの一旦沖まで引いてしまったようです。 でも引いたとニュースで流れると観光客が集まらないため来た時だけ盛大に伝えられているとか。 でも「流氷って雪原みたいなもんだから海の方がいいよ。」という父の言葉がプラス思考に拍車をかけ今は撮影に専念しています。 おさえのカットは一発で決まったので、これから色々撮れそうです。

駅前旅館ごめんなさい。

特に期待もしてなかったんですよ。 と言ったら失礼かも知れませんが期待してしまうのも申し訳ないかと。 ただ普通に泊まれればいい。っていうのがあるじゃありませんか。 でも、見事に裏切られました。 料理がハンパじゃありません。 キンキの唐揚げやカニ、お刺身、鍋をはじめルイベなど、ちょっとサービスしすぎじゃない?という内容です。 凄く安い宿なのに、このボリューム。 昨夜のカタキとばかりにビール下さい!というと、ビールよりお米たくさん食べなさいと丼にてんこ盛りです。 また家庭用のおかずまで持ってきてくれて何しろ食べなさいという状態。 凄く美味しいからご飯4杯もおかわりしていました。 とことん禁酒生活が続きます。 おかげで明日も反射神経が研ぎ澄まされそうな予感。

北浜到着

釧路湿原でSLの狙っていたショットもバッチリ決まり、いい気分で北浜に向かいました。 期待していた流氷はまだ見ることができませんが明日は雪が降るらしく、いい絵が撮れそうな予感。 途中の峠は道路に雪が残っていて、かなり滑りましたがサスガに地元の人たちは速いです。 制限速度×3は当たり前で、本当に信じられないほどのハイペース。 カーブどころか直線でもユラユラと流れているのを見ると恐ろしいほど。 よくあれで事故をおこさないな。と思ったら、やっぱり事故が多発していました。正面衝突やガードレールアタックなど1日でこれだけの事故を見るのは初めてかも。 気をつけなきゃいけません。 今日は知床斜里に泊まり明日は北浜周辺で撮影しますが、その後はまだ未定です。

釧路湿原のSL撮影

湿原に到着しました。市街地よりは雪がちょっとあるけれどやはり中途半端な状態です。 なかなかいい場所がありません。 こんな時は俯瞰よりローアングルで雪の厚みをとりたいところです。 そんなわけで色々と場所を探している状態というわけです。

釧路の夜

某ポイントで撮影してホテルに入りカーテンを開けると、そこは海。しかも日没というスペシャルショータイムの始まりでした。 ゆっくりと太陽が沈むのを見届け余韻にひたりながら食事へ。 さすが釧路です。 美味しそうな店が何軒も。 中でもとびっきり、いい店を見つけ大好きなツブ貝やホタテをはじめとする魚介類をいただきました。 ここでビール!といきたいところですが明日は失敗できない撮影があるのでグッと我慢です。 鉄道撮影ってスポーツの大会みたいなものだと思うので、自分を良いコンディションに持ち上げたいという気持ちがあります。 飲んでも飲まなくても、その差はたいして変わらないのかも知れません。 でも、そうやって自分をいい状態に持っていって撮影すると満足感が違うんです。 普段色々流されてしまう生活がある中で、撮影に出た時ぐらいはパーフェクトな状態で挑みたい。 そんな気持ちです。明日は勝負。 たっぷり睡眠をとり明日の撮影にそなえたいと思います。

釧路到着

昨日は荷造りや色々な用事を済ませるため深夜までバタバタしていましたが少し寝て今日は早朝バスに間に合いました。 なんとか午前のうちに釧路に着いてビックリ! 自宅周辺より暖かく雪もほとんどありません。 僅かに残る雪といってもこんなもんです。 道は走りやすくていいんですが絵としては… こんな時は頭を切り替えます。 普通に撮れるということは図鑑用の写真が条件よく撮れるというわけで超ラッキー!

危ないっ!

実は昨年の末に某所へ出かけた時の事。 「あっ、こんなところに中古カメラ屋さんが。」そう思いフラリと立ち寄ったことがありました(とてもとても悪いクセ) 「カメラやレンズって出会いだから」そんな自分への言い訳を考えながら店のドアを開けると、こんな物騒なものが目に飛び込んできました。 本で見たことはありました。 でも実物を見るのは初めてです。 これだけでは誤解を招きそうなので、ちょっと引いてみましょう。 フォトスナイパーといってロシアで作られたカメラです。 年式によって色々と違いがあるのですが「要は望遠レンズで撮るとブレが目立ってしまうではありませんか。 アレを解消するというもの。でも、そんな本質から一人歩きをはじめ今では趣味の物になっていることは確かです。 私の場合は、このライフルよりもレンズに興味を持っていました。 先日、ご紹介したタイールのメカゴジラレンズ。 あれと同じヤワラちゃん絞りの300mm。 あの立体感と美しいボケが300mmで再現されるなら、やはりつけてみたいというのは仕方ありません。 なかなか単品では手に入りにくいレンズで、そのうち出物が見つかるだろうと思っていたら出会ってしまったんです安い物に。 通常このようなコレクション性が高い商品って価格もそれなりにするものですが、これはケースも何もない状態。だから安かったようです。1回食事に行くぐらいの金額で買うことができました。 このようにバラせるからレンズだけで使おうと思っていたんですが、せっかくなので台座ごと。と考えはじめてしまいました。 しかし、ゼニット用につくられた設計ですので、そうそう他のカメラが使えるわけもありません。 そこで最近、登場の機会が減ってきた10Dを乗っけてしまおうという企画。 題して「フォトスナイパー10デジタルプロジェクト~!」 色々と連動があるので少々加工が必要ですが時間のある時にでも少しずつ進めていきたいと考えています。 でも、コレを使える場所って、相当限られてしまいそう・・・ ホントこのままじゃ捕まります。 そこらへんも考えていますので乞うご期待!

生真面目なレンズと燃えるレンズ

北海道に行く前に、どうしても確かめておきたいことがありました。 ハッセルブラッド用のディスタゴン60mmです。 60mmというと標準より望遠気味。と想像してしまいますが中判では広角となりますよね。 ディスタゴンという名も広角であることを物語っています。 「これを1Dにつけたら、どんな世界が広がるのだろう。」 ディスタゴン60mm 以前つけた時は「こんな硬調なのは合わない」 と思っていましたが、それは室内でのこと。 やはり鉄道を撮ってみないと分からないんじゃないか。 もしかして。 もしかしたら。 もしかしちゃうんじゃないか。 そう考えると放っておけません。 というわけでテストしてみました。 もうファインダーを覗いても硬い質感が伝わってきます。 でも、これが良い方向にいけば、面白い物が撮れそうな予感。 一目見て硬いことが分かる写真です。 でも、ただ硬いだけじゃありません。 「カリカリ」「ガリガリ」ではなく「キッチリ」なことが分かります。 また現代風の描写と違うのは透明感があること。 フチのある線にポスターカラーで塗っていった風合いとは対照的で、あくまで透明の染料を塗り重ねていったような濃厚な色合いを感じます。 例えるなら漆なのかもしれません。 ちょっと大きくしてみましょうか。 どうです、この質感。 今まで色々なタッチを見てきましたが、こんなの初めてです。 また驚いたことに100%はおろか400%表示で見ても美しいんですよ。 こりゃどういうことだろう。 謎です。 また凄いのは質感だけではありません。 普段、鉄道撮影をしているとレンズの歪みというのが気になります。 特に架線柱の歪みが気にならない人はいないでしょう。 その歪みを生かしたり抑えたり。という作業は結構難しいものですよね。 でも、このレンズ、歪まないんです。 こんなことができるのが不思議。魔法のレンズですね。 でも、これで走行中の車輌を、どう表現していいのか、自分でもまだ迷っている状態です。 色々イメージは湧くのですが「これだ」というのが見つかりません。 いつかハッセルで駅を撮りながら旅してみたい。という夢があるのですが これで撮ったら答えが見つかるのかも。 さて次のレンズはこちら。 ゾナー85mm 昨日、用事を済ませた後でコンタックス専門店の極楽堂さんに寄ったら、ちょうど安くていい物があったので即ゲットしたゾナーの85mmです。 先日、父と伺った際に手ごたえはバッチリ感じていたのですが、その時は広角レンズに100%情熱を傾けていたので購入には至らなかったのです。 でも、いつか買うなら早い方がいいと思っていました。 ちょっと現代風の味付けがファミレス風かな。とも思いますが彩度は落とせるし本物のシャープと、豊かなボケ味は「やはりゾナー」と言えるものです。 その後、様々な角度からテストしていった結果、見事常用レンズの仲間入りを果たしました。 色々遠回りしましたが結局、目指していたのはゾナーだったのかも。 ゾナーシリーズはピントの芯を外すと一気にボケボケ写真になってしまいますが、バッチリ合わせることができるようになると線の細い、実に美しいシャープが得られるので撮影中はアドレナリンがボコボコと沸騰しっぱなし。 この緊張感がたまりません。 特に200mmはハンパじゃありません。 もう列車の速度が速ければ速いほど。 臨時で2度とないチャンスなどでは、より緊張感が得られますので絶対燃えますよ~! そういうのが好きな方には、おすすめです。

今ある全部の仕事が片づき気持ちいい~

昨日の日記でご紹介した雲台を父に送ろうと、いつもの宅急便に電話したところ「雪で近づけないんですよ」 そう、家のまわりは、まだまだ雪景色なんです。 家のまわりは、まだまだ雪景色 「じゃぁ急がないので」と電話を切りました。 それから都内に向かいました。 幾つかの出版社に写真や原稿を納品するためです。 何人かに「あの雲台すごいね」と声をかけていただき自分のことのように嬉しく思ってしまいました。 また「北海道行くんだって?」 「2月は最高だよ。1月は15℃ぐらいだけど2月は25℃だから絵になるよ」 もちろんマイナス25℃です。 寒そう。というか痛そう・・・ そんなわけで月末は北海道に行くためバタバタしそうなので 来月の壁紙を早くもアップしました。 よろしければどうぞ。 壁紙アップしました。 今回の壁紙は雪の小湊鉄道です。 雪=寒くて厳しい。という写真になりがちですが、なんとなく柔らかい雪を表現したかったんです。 でも今ひとつイメージがかたまらないまま出向いて色々観察した結果おもしろいのが撮れました。 露出をオーバー、アンダーと振るだけで色々な表現ができるのが面白いですね。 例えばこんなのとか。 その時々でシャッター速度を変え様々な雪を画面に入れていきます。 絞りも変えたくない場合はISO感度が露出変更のカギになりますが、敢えてISO400でノイズを発生させても雪の中でなら許されるというものです。 どうしても関東南部に住んでいると雪の撮影が身近ではありません。 だから、こういう時を利用して色々テストができるのはありがたいことですね。 さて、都内での用事も無事終わり、全ての仕事が一旦フリーになりました。 明日はムフフのテストです。 結局、宅急便のお兄さんは山の下にトラックを停め歩いて荷物を取りにきてくれたようです。 皆さんいい人ばかりで本当に幸せ。

嬉しい雲台登場!

いまだに雪が溶けない自宅周辺ですが 今日、山を降りると、フカフカ雪が残っているのはウチのまわりだけ。 という事実・・・ そんな中、チェーンを巻いた車が家の前に停まりました。 「広田さ~ん、荷物ですよー」 待ってました。今日の荷物はアレです。 これです 先日の日記で謎の物体が登場しましたが、その正体は、この雲台だったんです。 最強雲台登場! つくっているのはKTSさん。 今まで使っていた自由雲台も調子がよく気にいっていたのですが HPを見たKTS社長の柿沼氏に「とてもいいのをつくっているから使ってみてほしい。」と打診を受けたのが始まりでした。 自由雲台というのはキッチリとカメラ、レンズを固定するシンプルな構造です。 求められるのは、そのシンプルな欲求をストレスなく確実にこなせるということ。 またプラスアルファがなければ換えるものでもないでしょう。 普段の動体撮影ではあまり三脚、雲台を使うことがない私と父ですが 影響の出ない場面、また止まっているものを撮影する時には使います。 三脚、雲台に関しては本当にウルサイんです。 柿沼氏と何度もやりとりをして、とにかく「いい物」をつくろうとする姿勢に心打たれ元々軽いと思っていた雲台より「出来る限り軽量化する」という内容もあり、製作をお願いすることにしました。 送っていただくサンプルを見ると、感動するほど可能な限り肉抜きされており、本当にレーシングパーツのようです。 それもそのはず、モータースポーツ用のアルミ削り出しパーツなんかも製作しているとあって素材から加工、フィニッシュまで厳しい精度で作られています。 材質も、様々なものをテストして選ばれたものを使っており長持ちしそうです。 トータルでみても雲台本来の性能はバッチリ出ており私たちを満足させるものでした。 以前の雲台より明らかに小さな力で確実に止まります。 また、全ての動きが計算されておりパーフェクトな仕上がりです。 そこで最後にカラーのオーダーをお願いすることにしました。 オレンジ好きの私はオレンジ色。下のアルミが透けているのでキラキラ輝くのがステキ。 父のものはシルバー。と言っても、ただのシルバーじゃございません。 削り出されたアルミの上に、とても微妙なグレーをかけたもの。 その仕上がりはチタンを彷彿とさせます。 黒など無機質な色ばかりの写真機材ですが、このように自分が好きな色が1つでもあると楽しい気分になりますよね。 肉抜きされたボディは製品になると外から見えるものでもありません。 でも、見えないからこそ「頑張ってつくってくれている」という思いが染みてくるというものです。 KTS柿沼さん、本当にありがとうございます。 尚この雲台はスペシャルではなく、誰でもインターネットで買うことができます。 しかも、これだけのこだわり製品なのに「日記を見ている方々に安く紹介できないでしょうか」と甘えたところ、今だけプライスで思いっきり下げてくれました。その価格は本当に驚き!確認したところ、書いてある価格でOKのようです。 ここは素直に甘えてしまいましょう。 KTSのホームページはコチラ (近日中にリニューアルされるようです) また柿沼さんのご好意で年賀状コンテストの賞品として1点出していただきました。 コンテストの方も最終審査に入っており近々お伝えできそうです。 お楽しみに!

もっとつきあってみませんか?(ゴースト編)

広角レンズといえばキラキラッと光るゴーストが出やすい傾向があります。 これを嫌う人もいるけれど活かすのも、また愉しいものです。 このゴーストを自由自在に操れるようになると本当におもしろいし 出現させるのもさせないのも、これまた自由自在になります。 ゴーストが出たとたん「このレンズ駄目レンズ」という人もいますが広角レンズの構造上、ゴーストが出ないものは存在しません。 撮り手の慣れで文字通り操れるものです。 今月のデジタルカメラマガジン、旬の被写体ガイドには 大井川鉄道井川線のトロッコ列車を掲載しました。 その直後に撮ったのがこれです。 キラキラリン! 太陽の位置を確認してカメラの向きを設定すると隙間からキラキラリン! 開放絞りだからゴーストもゴキゲンのまんまるです。 まず新しい広角レンズを手にすると、このゴーストが出るまで徹底的にテストします。 どの角度で、どのような状態になると、どういったゴーストが出るのか。 これをやらないと出現させたくない時に出現したりパニックになります。 ゴーストなし ゴーストあり (同じように見えるアングルからでも、この通り。このあたりがヒントとなります。) 若干引いて太陽とは反対方向を向いてもこのようにゴーストを出現させることができます。 今回は絞ってあるので六角形のゴーストが出ました。 これも「らしさ」が出ていてスキです。 このように普段は嫌われ者になってしまうこともあるゴースト。「光」を表現するひとつの手法として、もっとつきあってみませんか? 上の写真をアップにしたもの。 この位置でこの色、このゴースト。 このレンズ凄い! でも、最近感じるのはゴーストに強いレンズほどコントロールが難しい。 ということです。 でも、このDistagon15/3.5はゴーストに信じられないほど強いのにコントローラブルです。 そこが、またさらに凄いところ。

メカゴジラの眼

「メカゴジラレンズ。」 ゼニットマウントの白鏡胴レンズを房総レンズ沼人たちは、そう呼びます。 このゼニットマウント、M42レンズのようにスクリューマウントですが外径は39ミリ。 だからM42マウントに39-42変換アダプターというのをつけなければなりません。 でも最近ふと気づいたのですが最初からLマウントアダプターを使えばよかったんですよね。あれなら同じ39mmということもあり、そのまま付きそうです。 そんなわけで少し面倒なレンズではあります。 この後生産されたものは黒いボディになりM42規格で苦労せずラクラク装着ができるのですが、わざわざ白(というか銀)を選ぶのには理由があります。 レンズのコーティングが・・・なんてこともなく、ただスタイルが気にいっているからに他なりません。 つまりカッコイイから着けたい。それだけです。 「これで写りが悪かったら仕方ないな。」そんなことを思わせてくれるだけ外見に惚れてしまったんですね。 この手で私が現在持っているのはJupiter6-180mmF2.8と Tair-11A 133mmF2.8の2つです。 ジュピター6-180mmF2.8は約1.5kgありレンズのストックの中でも重たい部類に入ります。でも三脚を使わなければ。というほどでもありません。手持ちで撮影できてしまうレンズです。ピント合わせに自信があれば絞り開放で実に美しい描写を提供してくれるから絞り込む必要がないというのが、このレンズのいいところ。 あまりの良さに買った時は名前を出すのをひかえていました。 でもやっぱり、いい物はいいと評価しなければなりませんよね。 jupiter-6 180mm f2.8 (ジュピター。この外見にやられました) レンズは2~3段絞ったあたりが調子いいというのは定説ですが私の場合あまり感じません。 いいレンズというのは開放からしっかり撮ることができます。 また、そのレンズの「味」が一番感じられるのが開放ではないでしょうか。そんな「味」を対話しながら撮るのが楽しいと思っています。 ちなみにJupiterはジピター、ジュピター、ユピター、ユピテル、ユピチェルなど人によって色々な読み方をされますが、ロシアの人に「ゼンブハズレデス」と言われたので、私はそのまんまジュピターと呼んでいます。 (ist系にはカメラの軍艦部がヒットしてしまい取り付けることができませんでした。でも、色々と方法はあるので、それはまた別の機会に。) 一方タイール-11A 133mmF2.8は外見とは裏腹に大変軽量コンパクトなレンズです。 どこまで絞っても円形を維持する絞り羽根の形状は、それを見ているだけで撮影モチベーションが上がるというもの。 以前「ヤワラちゃんレンズ」として紹介したので覚えている方もいらっしゃるかもしれません。 オレンジが湘南時代を感じさせる 気になる写りは特徴がありません。 「普通にいい」というのが特徴でしょうか。 こういう「普通にいいレンズ」に出会えることは滅多にありません。 立体感、シャープ、ボケ味、コントラストに対逆光性能。それぞれが高い次元で絶妙にバランスされている証しでもあります。 不思議なのは焦点距離。 なぜ133mmなのか、自分には分かりません。 その後のモデルはジュピター同様、黒ボディになりましたが焦点距離は135mmと明記されています。 何かが変わったのか、それともそのままなのか。 ロシア製品だけあり、そこらへんに怪しさがプンプンしています。 tair133mmf2.8 (タイール。持っているレンズの中では50mmも含め、かなり軽量な部類に位置する。) 右に見えるのがDESNA製39-42変換リング。 これでM42アダプターに装着することができるわけです。 しかし、ここで一つ問題が。 レンズが若干、前に出てしまい無限が出なくなります。 そこでマウントを少し削るかリングを薄くしなければなりません。 リングは2mmという薄さで、しかもネジが切ってあるので強度的に不安が残ります。 そこでマウントアダプターをコンマ5mmほど薄くしなければなりません。 私の場合はガラスの上に紙ヤスリを固定して8の字を描きながら研磨しました。 これは厚さを均一にするためです。 ノギスで厚さを確認しながら削ること約30分。 逸る気持ちをおさえ洗い油、パーツクリーナーなどでしっかりとアルミ粉を取り除きレンズをつけてみると・・・ 気持ちよく無限が出るレンズとなりました。 そんなわけで厄介なレンズです。 しかし、このメカゴジラ。ほとんどカメラ屋さんでも見ることがありません。 もしあったら手にとってご覧下さい。 そして、お財布に余裕があったら買ってみませんか? ファインダーを覗くと酔いそうなほどの立体感があなたを襲います。

雪だ!

関東地方も雪が降っており今日は幾つかの原稿を仕上なければいけない身とは知りながら、やってきました小湊鉄道。 まだ雪フカフカには時間がかかるけど、北海道に持っていくレンズの最終見極めができそうです。 昨年は、どうしても得ることができなかった雪の温度感、硬い柔らかいといった感触。そして背景の山々までの距離感と空気感。 今まで鉄道写真で、そういった写真に出会ったことがないので、それが最終的に表現できれば。と思っています。 今日は幾つかのテストをこなすことができ、かなりラッキーです。

プラナーのM42マウント堂々のデビュー!

以前からご紹介させていただいていることもあり 「プラナーの50mmをつけたい。どうすればいいか」という質問を本当によく個人的に受けていました。 プラナー ところが、あのレンズが装着できるのはフランジバックの問題もあり基本的にEOS系のEFマウント、またオリンパスのフォーサーズマウントに限られていたのです。 また価格面という問題もありました。 以前、と言ってもつい3ヶ月ぐらい前までは1万円台でゴロゴロしていたのに、どういうわけか値段が上がってしまい最近の相場としては2万円台という急上昇をみせています。 そんな2つの要素もあり、いいレンズではあるものの人におすすめできない状況が続いていました。 しかし、「標準レンズの帝王」というのが、どんなレンズなのか試してみたい。ということからニコン派の○×氏はキヤノン1Dを買いプラナーをつけて撮影しているという状態。 しかし○×さん、ごめんなさい。 プラナーがM42マウントで発売されちゃいました。 さらにはニコンFマウントまでリリースされています。 詳しくはこちら。 Fマウントの情報は、かなり噂されていましたがM42マウントは、かなり極秘だったため「20日まで」は私も人に言うことができませんでした。 でも、これで多くの人がプラナーをつけて撮影できるようになったわけですね。 もう、このレンズは是非とも開放で撮影していただきたいところです。 ラチュードの広さには本当に驚かれることでしょう。 白飛び、黒つぶれ。というのはデジタルの宿命だと思っていたのに、レンズ次第で全く変わってくるということを知ったのも、このレンズでした。 解像度などスペック上では判断できない。ということが実感できるレンズが新品で買えるなんて本当にファンタスティック! これで、各メーカーがM42マウントでレンズ合戦となることは間違いありません。 そうすると本当にいいレンズとは、どういうものなのか。 というユーザーの自由が与えられるような気がします。 しかしコシナが気合いの入ったレンズをつくると、どうなるか知っている人にはたまらない魅力ですね。 ちなみに情報解禁となった今日、父に連絡したら出てきた言葉は 「よしっ買おう!」というものでした。 私の手に渡ったプラナーが取り返せないと諦めているのでしょう。

その先にあるものが見たくて。

なんだろうコレ。 望遠の欲望よりタチ悪いのが広角レンズに対する欲望なのかもしれません。 数字では、どちらが無限か。 もう明らかに望遠レンズに軍配が上がります。 しかし鉄道写真の場合、200mmを超えると背景に見える架線柱の処理などで美しく見せるのは難しくなってきます。 また車両後部が詰まってしまい、それを活かせる車両というのも限られてきますよね。 そういった意味で考えると広角レンズのほうが無限の可能性を秘めているように感じます。 持っているだけでは活かせない。 使っているだけでも活かせない。 そんなところが広角レンズのおもしろさでもあります。 通常、広角レンズは広く写せるもの。 望遠レンズは遠くのものを近くにいるように写すことができるものです。 でも、それは撮り手が動かなかった場合の話です。 もっと表現しようと考えたら、それだけじゃないはずですよね。 単焦点レンズで35mm、28mm、20mm、18mmときましたが今、撮影しているスタイルは四隅にピッタリ車両の端を合わせていく構図です。このあたりになってくると僅か2mmの差が本当に難しいものだと実感させられます。 何しろ、ファインダーの中を流れる列車のスピードが、どんどん上がってくるのです。 でも、それを克服してゆく悦びというのも同時に得られるから、やめられません。 18mmも非常に困難なものでしたが今では確実に狙った構図がつくれるようになりました。 そこでコレです。 今度は15mm。 ツァイスのディスタゴン15mmF3.5です。 前玉が丸く、一見魚眼レンズを思わせるスタイルですが、これがクセものでヘタをすると傷つけてしまいそう。後玉も出っ張っているので、とても気をつかうところです。 なにしろ70万円を超えるレンズですので取り扱いは慎重になってしまいます。 早速のぞいてみるとファインダーから伝わってくるのは面白みがないほど普通なもの。 この普通というのが難しく、どのメーカーも未だに苦戦している超広角レンズの世界。 歪みのないレンズで、どのようなものが撮れるのか。楽しみです。 まず、15mmでどのぐらいのスピード感なのか連写してみましょう。 秒8.5コマを誇る1D2。しかし0.1秒強で、これだけ動きます。 1枚目では広角レンズの面白さが伝わってこないばかりか、とても中途半端ですよね。 で、次のカットではもうフレームアウトしてしまいます。 とってもゆっくり迫ってきた貨物列車でさえ、この動き。連写はムリなのでシングルでビシッと決めなければなりません。 文字通り1/100秒単位で詰めていかないと、いつものような写真は撮ることができないのが苦しいところ。 特急なんか、一瞬小さな点が見えたかと思った瞬間、ドカ~ンと通り過ぎていきます。 でも、その先にあるものが見てみたくて神経を研ぎ澄まし頑張ってみます。 ようやく先頭が合わせられるようになったのは20カット目でした。 でもE217だと最後尾に右端を合わせると横長になってしまいます。 そのため上下に「アキ」がでてしまい、つまらない絵になってしまいました。 また、何より許せないのが、横顔になってしまうこと。 架線柱より中に入らない。ということを考えると、18mmが限界なのか。 そう思いましたが鉄道の境界線外で、安全に撮れる場所がありました。 そこから狙うと短い編成のものであればイケそうです。 やはり何度か失敗を繰り返しながら成功したのはコレでした。 一度、確実に撮れてしまえば、後はどうにでもなります。 でも、ここで気づいたこと。 それは列車の速度は、この領域では殆んど関係がなくなる。ということでした。 自転車はおろか、歩いてくる人でさえ画面の端では猛スピードです。 だから普通電車も特急も変わりないんですね。 何度か成功して、ようやくペースが掴めてくるようになると、あれほど難しいと感じて苦戦していた20mmが大袈裟ではなく止まっているようにゆっくりと見えてくるから不思議なものです。 と、ここでようやく広角レンズを使った、こんなスタイルの撮影はひと段落つきました。 先日お話ししたヒザカックン撮影を実践していると結構体力と集中力が必要とされるため帰ったらグッタリ。という日々が続きました。 これはこれで最高に楽しいものですが、広角レンズって、これだけじゃないはず。 そんな広角レンズの面白さを今後は、ご紹介していきたいと思います。

ハッセルハッスル!

「脱いでください」 突然ちょっと怪しい会話でごめんなさい。 今日は強い北風が吹く寒い寒~い一日でしたね。 そんな中、いつものホームグラウンドで取材を受けました。 撮影しているところを撮影されるという、ややっこしい内容のロケです。 でも、よく考えると太陽の光線をどちらから受けたらいいのか悩むところですね。 電車を順光で撮影するとカメラマンさんからは逆光になってしまうし・・・ そんなわけで編集長みずからレフ板を取り出し当てていただくということになりました。 でも考えてみたらレフ板を当てられるのって初めてのことです。 光を受けてみると色々と勉強になりますね。 しかし、レフ板を使ってもイマイチ暗いようなのです。 原因は私の服の色にありました。先日写りこみの失敗をやらかして以来、広角レンズを使った撮影では黒っぽい服を着ることにしたのですが、撮られることまで考えてはいなかったんですよ。 ちょうど中に薄い色の服を着ていたので冒頭の言葉が出てきたわけです。 今のままでも充分に寒いのに上着を脱いだら寒そう・・・ そんなときにカメラマンさんから出た言葉が「私も脱ぎましょうか?」 これを言われると「いえいえ大丈夫です。脱ぎます!」 さすが、巧いもんです。 こんな言葉、鉄道を撮っている限り知らずに過ごしていたことでしょう。 とは言うものの使う機会はなさそうですけど様々なジャンルの方とお話しさせていただいたり一緒に仕事をさせていただくということは本当に色々勉強になるものです。 無事、撮影も終わりファミレスでカキフライを頂きながらインタビューを受け取材は終了。 午後はフリーです。 というわけでレンズテスト開始! デジタルハッセル どうです。このスタイル!惚れ惚れしてしまいます。 ハッセルの先輩方には怒られそうですが許してください。 とりあえず120mmということで普通に撮ってみます。 ハッセル、プラナーということで、もっとクセの強いレンズだと思っていたのですが、写りは想像していたものより、ずっとノーマルなものでした。 しかし美しいんですよ。 これだけシャープなタッチなのに嫌味がなく心地よい切れ味じゃありませんか。 色も豊かで瑞々しさがたまりません。 絞りは開放5.6固定ですが特に問題ないのです。昼間なら1/3200秒という高速シャッターを切ることができるのは驚異的! やはりツァイスなんですね。立体感、空気感、素材感、温度感がしっかり伝わってきます。 デッキにいる人や運転士さんのシルエットも緻密に表現できます。 でも、やはりハッセルといえば6×6。というわけで正方形の絵づくりがしてみたくなりました。 すると・・・ ハッセルの神が舞い降りたような気がしました。 おぉ~自分のイメージであるハッセルが表現できました。 今度、ぜひフィルムを入れて本物のハッセルで撮ってみたいと思います。 実に楽しい気分で家に帰ったら揚げ物の匂い。 まさか。と思ったら今夜の夕食は、またしてもカキフライでした。

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