サクラサクマデ

山形新幹線を撮りに行くと撮影者に出会うことは本当に稀です。
それでも出会った時なんかは、お互い「珍しいですねー」なんて話しになります。

理由は幾つか考えられます。
まず山形方面では撮影地が豊富であるということ。
撮影地ガイドなんかなくても沿線を歩けば幾らでも自分で撮影地を見つけることができるから人が集中せず散らばるのかもしれません。
また400系や新旧のE3も不人気ではないものの、どちらかというと地味な部類に入るからでしょうか。
一週間ほど撮影していて一度も他の撮影者と出会うことがなかったこともあります。
「もし多くの人が撮るとすれば400系が引退する時じゃないだろうか」
というのは出会った撮影者が皆さん口にすることでした。

自分は400系、結構好きなんです。
写真を撮る者からすれば新幹線の中でも唯一望遠レンズが似合うスタイリングということが挙げられます。
前後に圧縮してもサマになるどころか圧縮することによって400系の丸みが強調されて可愛らしくなるからなのかもしれません。
望遠レンズを使うことで引きが必要になってくるから、その分
撮影地を求めて山の中を歩いたり登ったり。
苦労した分、また可愛い存在になってしまうものです。

このところ相次いで引退する新幹線ですが
400系にしても500系にしても、かなり撮った被写体なので引退が決まってから「もっと撮りたい」という欲望もなければ焦ることもありません。

「なくなる」という意識があると、その感情は必ず写真に表れるものだと思います。
自分で撮影地を探しアングルを決定してゼロから作っていく写真の場合は特に。
だから元気で走っているうちに撮ってあげたいと考えてしまうのです。

なーんてことを言っておきながら、この場所だけは
もう一度撮りたいなんて考えています。
_X4B8465.jpg
400系の卒業式に相応しい場所。
例年だとギリギリの際どいタイムアウトとなりそうですが桜の開花予想を見る限りでは桜吹雪の可能性もゼロじゃない。

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