爪も大切な機材かな

EOSで動画を撮るときは、動体予測AFが効かないためマニュアルでフォーカスリングを回していくんですが
そんなときはフォーカスリングの回転がスムーズであるとピントの送りもうまくいきます。
というわけで、いつもコシナ製ツァイスとフォクトレンダーが大活躍。
製品リストを見ても分かるように大部分は広角&標準、中望遠となるわけですが
実はこんなレンズもあります。
いや、あったのです。

R9331077.jpg

フォクトレンダーの
MACRO APO-LANTHAR125mmF2.5 SLというレンズ。
角型フードとRGBのラインがかっちょよくて
その名からも分かるとおりマクロレンズです。
しかもEFマウント。
絞りも手元で操作できてしまうから使い勝手がよくお気に入りのレンズです。
しかし使わない時期があってですね。
見事にカビだらけになってしまい先日、修理をお願いしてきました。
仕上がったレンズはキラキラと美しい表情を見せています。

0066.jpg

見かけたら、もう一本欲しいと思っているのですが
なかなか出会うことがありません。
このレンズ、動画で使いこなすポイントは爪の管理じゃないかなと感じています。
爪って、そうです。その爪です。

先ほどマクロレンズだと言いましたが最短撮影距離は38cm。
ギュイーンと伸びてレンズ先端からは約18cm。
そこから無限遠に持って行くには500度ほど。
つまり1回転プラス4分の3ほどフォーカスリングをまわさなければなりません。
さすがにマクロから無限遠ってシーンは、そうそうあるもんじゃございませんが
それでも125mmという焦点距離だけに結構な量を送ることになります。
手首だけで回転できればいいのですが足りません。
そこで手首の回転に限界がくる前に指での操作に切り替えます。
ずーーっと回しつづけ最終的には指先を伸ばすことでフォーカスリングを回します。
そのとき爪でグリップさせるという行為がどうしても必要になってくるんですね。
長すぎても短く切りすぎてもうまくいきません。
形も色々と試して、ようやくレンズに合った爪にすることができました。

R9331081.jpg

ところで自分が持っているコシナ製レンズのフォーカスリングって、どれも同じ形状なんです。
だから動画の撮影時には同じフィーリングで操作できるんですよ。
そういえば先日フォーカスリングのローレット加工しているところを見せていただいたのですが結構な時間をかけて彫っているんですね。
ちょっと感激してしまいました。

R9331078.jpg

って少し話しがずれてしまったのですが具体的な例を挙げてみましょう。
鉄道で言えば手前に迫ってくる車輌にピントを合わせ続けるならば問題ないのですが、そのまま撮りつづけて後追いする場合などは無限遠方向にフォーカスリングを回転しますよね。
そこでリングがカチンと止まってしまうわけですが、このカチンが動画では致命的なんです。
カチンという音も入ってしまうし画面全体が揺れてしまうことも。
そんな時、爪の先で操作していればカチンという衝撃が来る寸前のところでリリースすることができるんですよ。
なめらか~にトラクションを抜くならば指や手のひらを使うより爪がコントローラブルだと感じています。
そんなわけで最近はカメラバッグの中に爪切りが欠かせないアイテムとなってきました。

ところで旅に出ると爪がやたら早く伸びません?
なんでだろう。
このことを色々な人に訊いてみたのですが「確かにっ!」という人は多いみたい。
ちなみに矢野直美姐さんにも「旅に出ると爪伸びない?」って訊いたら
「そうそう私も髪が伸びる」
って妙な返事が返ってきました。
「だから爪だってば!」
と突っ込むべきところなんだろうけれどグっと堪えてトークショーのネタにさせていただこうと思っています。



ところで今度のツアーには、このレンズをはじめツァイス&フォクトレンダーのレンズは全部持っていこうと思っています。その他面白そうなレンズも以下同文。
使ってみたい方は気軽に声をかけてくださいね。
ツアーですが若干の空きが出たようです。
詳しくはこちら(担当・古賀)にお問い合わせください。

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