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30年越しの再会

一旦東北から戻って中房総サイクルトレイン・春というイベントに参加しました。

自転車を小湊鉄道に載せて上総中野駅まで。
そこからサイクリングを楽しみ五井に戻るというものです。
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その中で撮影のレクチャーをさせていただきました。

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最後に登場したのは募金マグカップ!
もちろん例のレンズ型。
「日赤などに寄付する」といえば今までは信頼度も高かった印象があります。
ところが今現在は寄付されたお金も動いていないことを考えると
少なくとも今はベストじゃない。暫くの間、他の方法で支援するほうがいいんじゃないかと感じました。
そこで「ピンポイントで必要としているところに物を配りたい。だから義援金詐欺に合ったと思って自分に渡してください。必ず生きたお金にするから」
と言ったところ本当に多くのお金が集まりました。
自転車乗りも鉄道ファン同様、熱い人が多いです。
ちなみに次回は8月7日。
距離は少し短くコースも登りが少なく設定されているので初心者でもOKです。
詳しくはhttp://atumare.jp/
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また普段からお世話になっているスポンサーさんやサプライヤーさん
それから友人たちも応援してくれています。
本当に熱い人に囲まれていることを誇りに思っています。
現在は東北で活動しつつ、仕事をしつつ。
なんてスタイルで往復しています。
じゃぁ何をしているか。
こんなことは語らずにいようと決めていましたが思うところがあり書き記してみようと思います。

もし気になる方がいらっしゃいましたら続きを読んでみてください。















現地には「ボランティア難民」と呼ばれる人たちが多くいます。
とにかく行ってみたはいいけれど何をしていいのか分からない。

めちゃくちゃ困っているように見えた現地の人に
「何かお手伝いしましょうか」と訊いても「大丈夫」と断られてしまう。
こういう状況が続くと誰だって次に声をかけるのが怖くなってしまうものです。
そんな人へのヒントになればと思い書くことにしました。

私の場合大きな避難所よりも小さな集落を中心に回っています。
もちろん自衛隊や警察、消防やボランティアの方々の素晴らしい働きっぷりを見て感動してリスペクトしたうえで自分がどうすれば力になれるかを考えた結果です。

ここではTVでは報道されない過酷な状態の場所がまだまだありました。
そこまでの道路も寸断されているから穴を埋めたり路肩を上げたり。
スコップ(先が尖っているものとフラットなタイプ両方)と土嚢袋。杭を打つためのハンマーなんかが役にたちました。
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上がフラット。砕石や土を移動するときは、こちら。下のは根切りタイプのスコップ。両方あると作業効率は凄く上がるので限られた時間で多くのことができる。

ライフラインというと水と電気、ガスが主に上げられますが道路が通れなければ買出しにも行けないし物資も届かないんです。
でも道ができれば届きます。
数日後訪れたときには物資も届いてるのを見て安心しました。
道ができてもクルマが流されていると出かけることはできません。
そこで活躍しているのが自転車です。
ところが普段、乗っていない自転車は不具合も多いものです。
塩害も多いこの地域ではサビだらけ。
チェーンもまともに動きません。
そこで、これが役にたちました。
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パワーアップジャパン製のセットです。
5つずつ供給していただいたおかげで元気になった自転車などは数知れず。
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また海の砂や瓦礫などを片付ける際ネコが多く使われています。
一輪車です。
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▲これはマイネコ。ノーパンクタイヤなので代車として修理中に使っていただくことも可能。

ところが活躍しているネコを見ると多くのタイヤがパンクしていることに気づきました。
瓦礫も路面も尖ったものが多いですからね。
パンク修理ならおまかせ!ってことで何本修理したんだろう。
こんなことでも十分役に立てるんじゃないかと思いました。
今はネコ用スペアタイヤを積んでいます。
これなら作業を長く中断することなくホイールごと交換するだけでOK。
幾つか交換したら、どこかでゆっくりまとめてパンク修理。といった具合です。
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あとは駅の掃除でしょうか。
やはり駅が泥にまみれているというのは自分としても悲しいので綺麗にしたいじゃありませんか。
「どうせ当分通らないよ」なんて近所の方に言われても自分の性格上。始めちゃったら止まりません。
でも綺麗になると人が集まってくるものです。
集会所や学校は避難所になっているから駅が町の中心になりコミュニティの場として復活を遂げる。
「駅に来たのなんて何年ぶりだろう」なんて人もいました。
この地でもクルマ社会となってきたことは事実で普段出かけるところといったらバイパス沿いの大型スーパー。
どこでも一緒です。
それが今は何もかもなくなって再び駅が町の中心となるのかもしれません。
何よりも人が集まれる空間ができるということは安らぎの空間になると思います。
「それどころじゃないだろ」
自分も最初はそう思ったし他にやれることをやったほうがいいんじゃないか。
ということも考えました。
でも終わったあと集まった方々の笑顔を見て「やっぱりやってよかったなぁ」と思いました。
完全に自己満足ですけどね。
やってることって全て自己満足なんです。
時間とお金とエネルギーを使って物資を届けるのだって募金だって
誰かを助けたい気持ちだって、そうすることで満足できる。
逆に何もしなけりゃ自分が嫌になってしまう。
だから、やれる人が東北に集まっているんじゃないかと思うんです。
大抵のお風呂は夜間やっていないから日々のボランティア活動をしていると、どうしても入ることはできません。
何日も入っていないっていう人ばかり。
それでも道の駅などには県外からのナンバーをつけた車が夜間休憩しています。
皆さん本当に熱い人ばかりですよ。
常に何ができるか、真剣に考えています。

また物資の面では食料が当初は大きな需要がありました。
ところが、ここにきてとても安定してきています。
場所と時期によってベストはシビアに変わるので、このあたりは明記するのが実に難しい内容です。
それでも食料以外にも必要なものは、まだまだ数多くありました。
毎日お風呂に入れる地域はとても限られているから体を拭くためのウェットタオル。
それから水溶性のティッシュ。
そうは思っても、こちらで入手しようとするもののお店には並んでいないという難しい状況でした。
そこで先日お仕事させていただいた和光製紙さんにご相談させていただいたところ担当された方が「絶対に何とかします」と即決。すぐに届けてくれました。さすが土佐の男。熱いです。

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凄い量です。山盛り。

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お子さん向けに、これをたくさん送っていただきました。


ただ、ここに書いたことは
その時に自分がベストだと思うことをやっただけで自己満足だとか批判の対象になることも重々承知しています。
何かやったほうが何もやらないより批判されるのは今に始まったことじゃありません。
自分としては慣れているから全然問題ありません。
元々、人の評価を求めてやっているわけじゃないからです。
それでも今、東北に行ってる人たちは皆なんとかしたいという思いが強い人ばかり。

そういえば道の駅で仮眠して起きると
目の前に同じ地域ナンバーの似たようなハイエースが停まっていました。

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「やぁ」
「おはよう」
「どこの道が酷い。」「直せそう?」
「どこの集落に何が足りない。」「じゃおれ車に積んでるからそこに向かうよ。」なんて情報交換が始まります。
彼もまた単独ボランティアだとのこと。
しかし考え方も行動も。そして車も住んでる地域もやたら似ている。
さらには彼もカメラマンなのだとか。

話していたら急激に彼の顔が幼い頃の顔に戻ったような気がしました。
戻るということは少なくとも彼の過去を知っていなければなりません。
そう、私は過去の彼を知っていたのです。
「もしかしてミツテル?おれイズミ」
え~~~~~~~っ
昔スイミングで一緒に泳いでいた仲間だったのです。
彼とはエントリーする種目が違っていたから直接的なライバルではなかったのですが
ジュニアオリンピックなど大会では必ず上位に残るし、よく話し遊んだものです。

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あれから30年。
そんな仲間と同じ時期に同じ場所で同じようなことをやっているとは。
住む地域も車も一緒だし職業まで・・・
親の言うこともガッコのセンセーの言うことも聞かないクソガキでしたがスイミングのコーチはハンパなく怖かったんです。
スポーツ根性物語全盛期ですから、そりゃぁもう。
結局のところ、そのとき所属していた選手たち。特にこの2人はコーチの言うことを聞いていたから同じような考えになり同じようなことをしているのかもしれません。




拝啓Mコーチ。
あなたの教え子は
じっとしていられなくて
泥くさいことをして
そのために色々と犠牲にしてしまうけれど止めることができない。
そんな人間を量産してこんなんなっちゃいましたよ。
あの時のシゴキは、ただのイジメだと思っていたけれど今になって
ようやく30年経った今になって
そこに意味を感じられるようになりました。
残念ながら自分たちはオリンピック選手にはなれなかったけれど
少なくともあなたにコテンパンにしごかれた2人は今ここにいます。


ようやく卒業できた今だから言える。

ありがとうございました。

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